C型肝炎 針刺し

針刺し事故によるC型肝炎の危険性

医療現場で問題となっている事柄のひとつに、針刺し事故経路によるC型肝炎ウイルス感染の危険性があります。

C型肝炎の針刺し事故は、C型肝炎ウイルスに感染している患者の血液が付着した注射針やメスなどの医療器具により、

医療従事者の皮膚が傷つけられ、傷が皮下に到達することでおこります。

(単に針がかすった程度では針刺し事故としては扱われません。)

医療従事者がC型肝炎ウイルスを含む血液に汚染された針刺し事故をおこした場合、

約1.8%の割合でC型肝炎に感染するといわれています。

汚染源となった血液中のC型肝炎ウイルスの量・針刺し事故を起こした本人の体内に入った血液の量が多くなれば

感染のリスクも高くなります。

C型肝炎ウイルスを含む血液に汚染された針刺し事故を起こした場合の対処法

C型肝炎ウイルスを含む血液に汚染された針刺し事故を起こした場合の対処の方法についてお話します。

針刺し事故経路による肝炎感染は、C型肝炎だけではなくB型肝炎で起こることもあります。

B型肝炎のウイルスを含む血液に汚染された針刺し事故を起こした場合は免疫グロブリンの注射といった対処法がありますが、

C型肝炎ウイルスを含む血液に汚染された針刺し事故を起こした場合はB型肝炎のような有効な対策はありません。

まず、針刺し事故を起こした本人はできるだけ速やかに流水中で血液をしぼりだし、傷口を消毒します。

その後、血液にC型肝炎ウイルスが含まれているかを検査します。肝機能検査などは定期的に行います。

万一急性C型肝炎になった場合はインターフェロンを投与することを考えます。

インターフェロンの投与はウイルスが最終的に消失する可能性が高い治療法です。

C型肝炎ウイルス陽性の患者の血液に汚染された針刺し事故経路に対しては労災保険が適用されます。

針刺し事故によるC型肝炎感染の防止法

針刺し事故によるC型肝炎感染の防止対策ですが、最も基本的なことは、

針を扱った医療従事者が責任をもって針捨て容器に廃棄することです。

その他、針を持って歩き回らない、採血注射で動く可能性のある患者に対しては二人以上で採血を行うなど医療機関では防止マニュアルをもうける必要があります。針刺し事故による経路のC型肝炎感染は、医療従事者のみならず、針の廃棄業者も起こりうることなので廃棄業者も事故防止に十分注意して業務を行うことが大切です。