感染経路によるHIVの感染確率
HIVの感染確率は、その感染経路によってかわってきます。
HIVは、HIV感染者の血液・精液・膣分泌液・唾液・母乳・尿などに含まれています。
このうち、検査でわかったのは唾液・尿に含まれているHIVは極微量で唾液・尿を介した感染確率はほぼゼロと考えてよいでしょう。
HIVの感染経路は、大きく分けて「輸血・血液製剤による感染」「母子感染」「性行為による感染」「注射による感染」
などがあります。HIV感染と聞くと、性行為による感染を想像しますが
性行為による感染確率は0.1〜0.3%とそんなに高くはありません。
ただ、症状が出ていなくても感染の危険性はある為に心あたりのある方は検査されたほうがいいでしょう。
HIVの感染確率が最も高いのは、輸血・血液製剤による感染といわれています。
ただし、現在の日本の輸血はHIV検査を行っているので安全とほぼいえるでしょう。
母子感染によるHIVの感染確率も高いのですが、現在の日本では妊婦によるHIV検査が行われていて、
HIVに感染している場合は母子感染予防が行われており、予防した場合の感染確率は1%と言われています。
注射による感染は、麻薬や覚せい剤を打つ際に同じ注射を使いまわすことにより起こります。
日本では比較的少ない感染経路ですが、外国では急増していて問題となっています。
性行為によるHIVの感染確率
性行為によるHIVの感染確率は高くはないとお話しましたが、性行為は日常生活の一部であり、
頻繁に繰り返す行為です。対象者が莫大な数にのぼる為、他の感染経路にくらべ、HIVの感染者数は圧倒的に多いのが現実です。
私たちが最もHIVに関して最も気をつけなければならないのが性行為によるHIVの感染なのです。
性行為は、HIV感染の条件(HIVが精液に含まれている・HIVが血管の中に入る場所(傷口・粘膜など)がある
HIVが進入する十分な接触がある)を満たしています。自覚症状がなかなか現れない場合もあります。
あくまでも、性行為の相手がHIVに感染していないとHIV感染の可能性はないのですが、
HIV潜伏期間の自覚症状は現れにくく、相手がHIVに感染しているかどうかはわからないものです。
性行為によるHIVの感染確率自体は低く、コンドーム着用によりほぼ防ぐことができます。
最近は盛んに言われていますが、未成年への性教育・エイズの症状を含めて知識を教える取り組みは今後も徹底して行っていくことが大切です。