ジャンパー膝とは
ジャンパー膝という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
別名を靭帯炎と言い、スポーツ(特にバレーボール・バスケットボールのようにジャンプ動作のある競技やサッカーのようにキックやダッシュといった膝の曲げ伸ばしを繰り返す競技)をする人に起こりやすい膝の痛みを主訴とする病気です。ジャンプやキックなどの膝の屈伸運動を繰り返し長時間行うことにより過度な力が加わり腱の周辺に微細損傷を引き起こすことによりおこります。
ジャンパー膝の症状を訴える人の多くは、12〜20歳の男性です。
この年代の人はスポーツを盛んに行いますが、筋肉の発達が追いつかない為にジャンパー膝になりやすいと考えられています。
ジャンパー膝の症状
ジャンパー膝の症状は主に膝の痛みです。スポーツ開始直後に痛みの症状がおこります。
体が温まってくると一旦痛みの症状は和らぐこともありますが、そのまま運動を続けるとまた痛みの症状がでてきます
痛みは特に、ジャンプの瞬間、踏み切りの瞬間に強くなります。また、痛みにともない患部の熱感、腫れの症状もでてきます。
ジャンパー膝の治療法
ジャンパー膝の治療について、応急処置としては患部のアイシングが一番有効です。
痛みが運動前後に起こるようになれば、スポーツ活動(特にジャンプの動作)を制限、または休止します。
ジャンパー膝は完治しにくい為、痛みが軽度であればスポーツ前のストレッチの徹底、サポーターの着用、
スポーツ後のアイシングといったことを行いながらスポーツを続ける場合も多くあります。
痛みに対しては、消炎鎮痛薬の投与も行い、症状が強い場合は手術を行います。
約3割の人が両側の膝に痛みを訴えたというデータもあり、片側の膝に痛みが出たら反対側の膝もケアが必要と言えるでしょう。
ジャンパー膝は出血をするなどの外的症状が出ないため、当人も無理をしてスポーツを続けたり、
指導者もジャンパー膝自体に対する知識が乏しいことが多く、大半の人は初期の段階で医療機関にかかることがありません。
スポーツを長く続けるためにも膝に異常を感じた場合は早めに医療機関を受診して練習内容・時間を体に合ったものに調整していくことが大切です。