スキルス 胃がん

スキルス性胃がんとは

スキルス性胃がんは、胃がんの一種で胃癌の中の10%ほどをしめます。

一般的な胃がんは定期健診により早期発見が可能であり、初期胃癌の場合は90%以上が治療できるといわれています。

しかし、スキルス性胃がんは早期発見が難しく、症状の進行が早い為に予後が不良であると言われています。

スキルス性胃がんも普通の胃がんも同じように胃の粘膜から発生しますが、

普通の胃がんはがんの病巣が火山の噴火口のように盛り上がっていることが多いのに対し、

スキルス性胃がんは粘膜上に発生すると胃の筋肉層にもぐり込んで横に広がり、盛り上がりの部位がないため、

正常な組織と癌との境目がわかりにくく進行し治療しづらくなります。

初期症状に胃の粘膜表面に異常がないので、検査では非常に見つけにくく、胃壁全体が硬くなって進行している症状で始めて診断がつくことが多いです。

その為、スキルス性胃癌では見つかったときには手術しようにも症状が進行し手遅れになっているケースが多く、

腹膜転移などをおこして手術できない例も少なくはありません。

診断がついた時点でがんが転移を起こしている可能性は約60%といわれています。

たとえ手術でがんが切除できたとしても5年後の生存率は10〜20%と予後は不良です。

アナウンサーの逸見政孝氏がこのスキルス性胃がんでした。

スキルス性胃がんは若年層に多い

スキルス性胃がんは若年層によく見られます。普通の胃がんは40歳代ごろから増え始める傾向にあるのに対し、

スキルス性胃癌は30歳〜50歳代の人に発生率が高いのが特徴です。

また、男性よりも女性に起こりやすい傾向があり女性ホルモンが関係しているのではないかとの説もあります。

スキルス性胃がんの対策

スキルス性胃がんに対策はないのでしょうか。先ほど述べた通り、スキルス性の胃がんは早期発見が難しいとされています。

しかし、スキルス性胃がんは胃全体がどんどん縮んでいくので毎年、

レントゲンを撮って過去に撮った写真と比較すれば進行初期の段階で早期発見と手術で治療できる可能性はないとは言えません。

30歳〜50歳代の女性は家事や育児で多忙な毎日を送っていて健康診断に行くことを怠りがちです。

毎年きちんと定期検査を受け、常になんらかの病気である疑いを持ち、初期症状のうちに早期発見と治療につなげることが大切です。