膝関節の痛みと人工膝関節手術
膝関節の痛みに、人工膝関節手術を選択する例があることを知っていますか。階段を上り下りするとき、立ったり座ったりするときや平らなところを歩くとき、重症の場合は寝ているときですら膝の痛みに悩んでいる人は多くいます。膝関節の痛みにはいろいろな原因があります。事故などで膝関節に大きな力が加わり関節の軟骨がすりへる、関節炎を起こしてしまう「外傷性関節炎」、加齢や肥満、四肢の筋力低下により膝関節に負担がかかり軟骨がすりへってしまう「変形性膝関節症」、中高年以上の女性に起こることの多い関節の炎症である「関節リウマチ」などです。これらの病気に有効な薬も出ていますが、痛みの症状が強く生活に支障がある場合には膝関節の痛んでいる部分を人工膝に置き換える手術を行うことによって痛みのない生活を送ることができます。人工膝関節置換手術は軟骨の一部を置き換えたり、すべてを置き換えてしまったりと膝の痛みの具合により変わってきます。手術は、患者の持病や健康状態(手術を行えるだけの体力があるか)を考慮した上で行われ、手術後は時間をかけてリハビリを行います。
人工膝関節手術を考えるにあたって
人工膝関節手術を行うかどうか考えるにあたって、患者はその利点、危険性をきちんと理解しないといけません。今まで悩んできた痛みが解消すること、痛みがなくなることにより適度な運動を行えるようになり、四肢の筋力アップや他の生活習慣病などを防ぐことにもつながります。ただ、人工膝は磨耗しやすい素材になっているので長い年月放置していると磨り減ってきてしまいます。その為、定期的に医療機関を受診する必要がでてきます。また、細菌感染が起こりやすくなる、脱臼しやすいといった危険性も考えられます。とはいえ、人工膝の手術が行われるようになってから40年以上が経ち、技術も年々進歩しています。1年間に50万人以上が受けていると言われる手術です。自身の膝の状態、痛みの状態を考えた上で医師としっかり相談をして手術後の生活もしっかり指導してもらうことが重要です。